新電力サービス

サステナブルエナジー(サステナブルでんき)は値上げ後も安い?評判は?

サステナブルエナジーは値上げ後も安い?

新電力サービスの一つである「サステナブルでんき」について、

  • 電気料金はどれくらい節約できるの?
  • 他のサービスと比べて安いの?
  • 契約する上で、不便な点はない?

といった疑問をお持ちだと思います。

結論から言うと、「サステナブルでんき」は従来は新電力会社の中でも業界最安水準のサービスでしたが、2022年7月の値上げもあり、地域電力会社に比べて節約効果は大きくない状況になっています。

加えて、燃料調整単価の上限が設定されていないため、現在の市況においては地域電力会社より割高になる可能性が高く、サステナブルでんきの契約はおすすめできません!

現在の市況でおすすめできる電力会社は以下の通りになります。

地域によって、割安な新電力サービスは異なっており、全国の現在価格設定の中でおすすめ電気会社は以下の通りです!

現在の市況では、燃料費調整単価の上限を設定している電力会社が特におすすめです。

エリア おすすめ電力会社
東京 ドコモでんき
北海道 ドコモでんき
東北 ドコモでんき
北陸 ドコモでんき
中部 ドコモでんき
関西 奈良電力
中国 ドコモでんき
四国 ドコモでんき
九州 ドコモでんき
沖縄 (調査中)

ドコモでんき、奈良電力については、以下記事からどうぞ!

ドコモでんきは安い?
ドコモでんきの料金は安い?メリット・デメリット、評判、口コミを紹介!NTTドコモが運営する新電力サービス「ドコモでんき」について、詳しく解説。dポイント還元が魅力的です!...
奈良電力は怪しい?
奈良電力(ならでん電灯A)は怪しい?料金、評判、口コミを紹介!関西エリア最安のシンプルな料金体系が特徴の新電力サービス「奈良電力(ならでん電灯A)」について、詳しく解説します。...

サステナブルでんきのメリット・デメリットをまとめると以下の通りです。

メリット
  • 基本料金は0円
  • 使えば使うほど電力料金はお得で、ファミリー世帯におすすめ!
  • SDGsへの積極的な取り組み
デメリット
  • 燃料費調整額の上限なし
  • オール電化は未対応
  • デマンドレスポンスサービスで電気料金が割高になる可能性あり

当記事では、電気料金節約のため数十社の新電力サービスを比較してきた筆者が、「サステナブルでんき」のサービスについて、料金体系から特徴、注意点まで詳しく紹介します。

基本料金0円のシンプルな料金体系!
サステナブルでんき 公式サイトはこちら

サステナブルでんきはどんなサービスなの?

サステナブルエナジー株式会社

「サステナブルでんき」は、サステナブルエナジー株式会社が提供する電気販売事業です。

2016年4月1日以降、電力小売全面自由化により、各地域の電力会社(東京電力、関西電力等)以外の事業者も家庭向けに電力販売が可能になりました。

サステナブルエナジーも電力小売全面自由化により電力販売事業に参加した企業のうちの一社です。

そんな「サステナブルでんき」の基本情報は以下の通りになります。

運営会社 サステナブルエナジー株式会社
料金体系 基本料金0円型
燃料費調整額の上限 なし
解約違約金 なし
オール電化対応 なし
セット割 なし
料金支払い方法 クレジットカード
申し込み方法 Web経由(サステナブルでんき お申し込みはこちら

また対応地域(最低アンペア数)については、以下の通り、沖縄以外の全国で契約可能です。

北海道 〇(40A~) 関西 〇(なし)
東北 〇(40A~) 中国 〇(なし)
北陸 〇(40A~) 四国 〇(なし)
東京 〇(30A~) 九州 〇(30A~)
中部 〇(40A~) 沖縄 ×

サステナブルでんき(サステナブルエナジー)の電気料金は安いの?

虫眼鏡

サステナブルでんきの料金体系とその特徴について、電気料金の考え方を整理した上で説明します。

先に、サステナブルでんきの料金体系の特徴をまとめると以下の通りになります。

料金体系の特徴
  • 基本料金0円
  • 電力量料金は使えば使うほどお得
  • 2022年7月の値上げで、価格メリットはあまりなし
  • 燃料費調整額に上限がないため、現在の市況での契約はおすすめしない!

電気料金の構成要素

そもそも普段支払っている電力料金が、どのような構成になっているのかを簡単に紹介します。電気料金の構成要素は下図の通りです。

電気料金構成

上図の赤字部分の「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は基本的に電力会社毎の価格差がほとんどないため、電力会社を比較する上で考慮する必要がありません。

そのため電気料金の節約を検討する上では、以下の3つに着目する必要があります。

  1. 基本料金
  2. 電力量料金
  3. 燃料費調整額

当記事でも、上記3つについて深掘りして調査を実施しています。

①基本料金、②電力量料金について

まずは、①基本料金と②電力量料金の2つについて、サステナブルでんきの料金プラン、料金シミュレーションの順番で説明します。

サステナブルでんきの料金プラン

「サステナブルでんき」は料金プランとして、以下3つのプランがあります。

  • 従量電灯B(関西、中国、四国は従量電灯A)
  • 従量電灯C(関西、中国、四国は従量電灯B)
  • 低圧電力

それぞれの違いは基本的に以下のように考えられます。

  • 従量電灯B・・・一般家庭向け
  • 従量電灯C、低圧電力・・・商店・事務所向け

つまり、一般的家庭では従量電灯B(関西、中国、四国は従量電灯A)だけ検討すれば全く問題ないため、当記事では従量電灯B(関西、中国、四国は従量電灯A)の各地域での料金体系を紹介します。

なお、サステナブルエナジーは2022年4月29日に2022年7月分からの電気料金改定を発表しており、以下表は改訂後の価格となっています。

各地域電力会社との違いが分かるよう、地域電力会社の標準プランと比較しています。

確認したい地域のタブをクリックして、料金体系をご確認ください!

東京
北海道
東北
北陸
中部
関西
中国
四国
九州
  東京電力
(スタンダードS)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
30A  858 0
40A  1,144
50A  1,430
60A  1,716
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 19.88 27.90
121~300kWh 26.46
301kWh~ 30.57
  北海道電力
(エネとくポイントプラン)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
40A 1,254 0
50A 1,595
60A 1,936
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 23.97 31.00
121~280kWh 30.26
281kWh~ 33.98 31.50
  東北電力
(よりそう+eねっとバリュー)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
40A 1,265 0
50A 1,595
60A 1,925
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 18.58 28.00
121~300kWh 25.33
301kWh~ 29.28 27.50
  北陸電力
(従量電灯ネクスト)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
40A 968 0
50A 1,210
60A 1,452
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 17.84 23.90
121~300kWh 21.73
301kWh~ 23.44 22.10
  中部電力
(おとくプラン)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
40A 1,144 0
50A 1,430
60A 1,716
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 21.04 27.70
121~300kWh 25.51
301kWh~ 28.46 27.50
関西電力
(従量電灯A)
サステナブルでんき
(従量電灯A)
基本料金
(円)
最低料金
(~15kWh)
 341.01 0
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 20.31 24.40
121~300kWh 25.71
301kWh~ 28.70
中国電力
(従量電灯A)
サステナブルでんき
(従量電灯A)
基本料金
(円)
最低料金
(~15kWh)
 336.87 0
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 20.76 26.00
121~300kWh 27.44
301kWh~ 29.56 25.80
四国電力
(従量電灯A)
サステナブルでんき
(従量電灯A)
基本料金
(円)
最低料金
(~15kWh)
 411.40 0
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 20.37 26.40
121~300kWh 26.99
301kWh~ 28.30 26.30
  九州電力
(スマートファミリープラン)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
30A 891
0
40A 1,188
50A 1,485
60A 1,782
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 17.46 24.90
121~300kWh 23.06
301kWh~ 24.96

サステナブルでんき(従量電灯B)の料金体系の特徴

上記で、「サステナブルでんき」の料金体系を記載しましたが、ポイントは以下の通りです。

  • 基本料金0円で年間1万円以上節約可能
  • 電力量料金は使えば使うほどお得

それぞれ、以下で詳しく説明します。

基本料金0円で年間1万円以上節約可能
基本料金0円

サステナブルでんきでは、電気の基本料金が全くかかりません

基本料金は電気使用有無に関わらず、電力会社の安定供給のために設定されている固定料金になり、ユーザー側からすると意味もなく料金を徴収されていると感じるので、できれば料金を下げたいですよね。

サステナブルでんきの場合、30Aまたは40A以上の世帯向けの契約となり、地域電力会社では年間1.5万円前後の基本料金がかかっているため、その分が節約可能です。

1年間で考えると1~2万円ですが、電気料金は毎年料金がかかるものですので、数十年蓄積すると大きな金額になります。

そのため、基本料金を削減できるならば、早く切り替えたほうがお得です!

電力量料金は使えば使うほどお得!

基本料金が0円ですので、電気料金は電力使用量に応じた料金だけです。

一般的に、地域電力会社の電力量料金は段階性料金を取っており、電力使用量に応じて料金が変化し、電力使用量が増えるほど単価が大きくなる設定となっています。

一方、「サステナブルでんき」も東京・九州を除く地域で段階性料金になっており、地域電力会社とは対照的に電力使用量が増えるほど、電力量料金が安くなる料金体系になっています。

例:北海道エリア

北海道電力
(エネとくポイントプラン)
サステナブルでんき
(従量電灯B)
基本料金
(円)
40A 1,254 0
50A 1,595
60A 1,936
電力量料金
(円/kWh)
~120kWh 23.97 31.00
121~280kWh 30.26
281kWh~ 33.98 31.50

電力使用量が少ない時は、地域電力会社の方が電力量料金は安いですが、地域電力会社は電力使用量が増えるほど単価が上がるため、一定の電力使用量(300kWh程度)を超えると、地域電力会社の方が料金は高くなり、電力使用量が増えるほどお得になる構造です。

特に電力使用量が多いファミリー世帯にとって、この料金体系は非常に助かりますよね。

電気料金シミュレーション

グラフ_PC

ここまで料金体系についてみてきましたが、実際にどの程度の電気料金になるか、地域電力会社に比べてどの程度節約可能かを説明します。

なお、こちらの料金計算は以下前提で実施しています。

  • 燃料調整費と再エネ賦課金は算出対象外であり、実際の電気料金とは異なる
  • ( )内は地域電力会社の標準プランとの金額差

まずはサステナブルエナジーの電力量料金ですが、基本料金0円で電力使用量に応じた金額がかかるだけですので、契約アンペア数に限らず一定となります。その金額は以下の通りとなります。

東京 北海道 東北 北陸 中部 関西 中国 四国 九州
100kWh 2,790円 3,200円 2,800円 2,390円 2,770円 2,440円 2,600円 2,640円 2,490円
200kWh 5,580円 6,400円 5,600円 4,780円 5,540円 4,880円 5,200円 5,280円 4,980円
300kWh 8,370円 9,590円 8,400円 7,170円 8,310円 7,320円 7,800円 7,920円 7,470円
400kWh 11,160円 12,740円 11,150円 9,380円 11,060円 9,760円 10,380円 10,550円 9,960円
500kWh 13,950円 15,890円 13,900円 11,590円 13,810円 12,200円 12,960円 13,180円 12,450円
600kWh 16,740円 19,040円 16,650円 13,800円 16,560円 14,640円 15,540円 15,810円 14,940円
700kWh 19,530円 22,190円 19,400円 16,010円 19,310円 17,080円 18,120円 18,440円 17,430円
800kWh 22,320円 25,340円 22,150円 18,220円 22,060円 19,520円 20,700円 21,070円 19,920円

上記の金額が、地域電力会社を使用した場合に比べて、どの程度の節約になるのか、以下表にまとめています。

契約アンペア毎に変わってきますので、ご自身の該当するアンペアをクリックしてみてください!(以下表の赤字部分は、地域電力会社に比べて料金が高くなる部分です。)

30A
40A
50A
60A
東京 北海道 東北 北陸 中部 関西 中国 四国 九州
100kWh -56円 409円 524円 603円 -147円
200kWh 220円 386円 514円 676円 149円
300kWh 364円 255円 370円 617円 333円
400kWh 97円 -175円 -6円 417円 327円
500kWh -170円 -605円 -382円 217円 321円
600kWh -437円 -1,035円 -758円 17円 315円
700kWh -704円 -1,465円 -1,134円 -183円 309円
800kWh -971円 -1,895円 -1,510円 -383円 303円
東京 北海道 東北 北陸 中部 関西 中国 四国 九州
100kWh -342円 -451円 -323円 -362円 -478円 409円 524円 603円 -444円
200kWh -66円 -151円 79円 -67円 -170円 386円 514円 676円 -148円
300kWh 78円 -62円 346円 150円 49円 255円 370円 617円 36円
400kWh -189円 -310円 168円 16円 -47円 -175円 -6円 417円 30円
500kWh -456円 -558円 -10円 -118円 -143円 -605円 -382円 217円 24円
600kWh -723円 -806円 -188円 -252円 -239円 -1,035円 -758円 17円 18円
700kWh -990円 -1,054円 -366円 -386円 -335円 -1,465円 -1,134円 -183円 12円
800kWh -1,257円 -1,302円 -544円 -520円 -431円 -1,895円 -1,510円 -383円 6円
東京 北海道 東北 北陸 中部 関西 中国 四国 九州
100kWh -628円 -792円 -653円 -604円 -764円 409円 524円 603円 -741円
200kWh -352円 -492円 -251円 -309円 -456円 386円 514円 676円 -445円
300kWh -208円 -403円 16円 -92円 -237円 255円 370円 617円 -261円
400kWh -475円 -651円 -162円 -226円 -333円 -175円 -6円 417円 -267円
500kWh -742円 -899円 -340円 -360円 -429円 -605円 -382円 217円 -273円
600kWh -1,009円 -1,147円 -518円 -494円 -525円 -1,035円 -758円 17円 -279円
700kWh -1,276円 -1,395円 -696円 -628円 -621円 -1,465円 -1,134円 -183円 -285円
800kWh -1,543円 -1,643円 -874円 -762円 -717円 -1,895円 -1,510円 -383円 -291円
東京 北海道 東北 北陸 中部 関西 中国 四国 九州
100kWh -914円 -1,133円 -983円 -846円 -1,050円 409円 524円 603円 -1,038円
200kWh -638円 -833円 -581円 -551円 -742円 386円 514円 676円 -742円
300kWh -494円 -744円 -314円 -334円 -523円 255円 370円 617円 -558円
400kWh -761円 -992円 -492円 -468円 -619円 -175円 -6円 417円 -564円
500kWh -1,028円 -1,240円 -670円 -602円 -715円 -605円 -382円 217円 -570円
600kWh -1,295円 -1,488円 -848円 -736円 -811円 -1,035円 -758円 17円 -576円
700kWh -1,562円 -1,736円 -1,026円 -870円 -907円 -1,465円 -1,134円 -183円 -582円
800kWh -1,829円 -1,984円 -1,204円 -1,004円 -1,003円 -1,895円 -1,510円 -383円 -588円
わかったこと
  • 契約アンペア数が50A以上の大きい家庭では、年間1~2万程度の節約に繋がる可能性あり
  • 四国電力エリアでは、ほとんど電気料金のメリットはなし
  • ファミリー世帯ならば、年間1万円~5万円以上の節約が可能

業界最安水準の料金でおすすめ!
サステナブルでんき 公式サイトはこちら

③燃料費調整金額について

ここまで、サステナブルでんきの料金について、①基本料金と②電力量料金に着目して、紹介してきましたが、次に③燃料費調整金額について紹介します。

燃料費調整金額とは、石炭や石油など火力発電に使用する燃料の価格変動に応じて、電気料金を調整する制度です。

燃料価格が上昇した場合には、電気料金へ調整価格を反映して、電気料金も上昇する構造になっています。(燃料価格が下落した場合は、電気料金も値下げとなる)

燃料費調整額を比較検討する上では、燃料費調整単価の上限有無が重要です。上限価格が設定されていない場合、原油価格の上昇が続いた際に燃料費調整額により電気料金も青天井で上昇してしまう可能性があるためです。

そして、サステナブルでんきの約款を確認すると、燃料費調整単価の上限は設定されていません

現在、ウクライナ問題の影響もあり原油高の状況になっていますが、この状況では上限有無の違いによって2,000円以上の価格差が生じており、いくら基本料金や電力量料金が安くても、それらをすべて帳消しにしてしまうほど、影響力が強いです。

そのため、燃料調整単価の上限が設定されていないサステナブルでんきの契約は、現在の状況ではやめた方がいいと言えます!

燃料費調整単価の詳細について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください!

10月分
【2022年10月分】燃料費調整単価の金額は?上限撤廃の影響はどの程度?2022年10月の最新の燃料費調整単価及び上限撤廃の影響の大きさについて紹介します。...

他の新電力会社との比較

ここまで、サステナブルでんきの料金について紹介してきて、地域電力会社に比べて安価なことはわかりましたが、他の電力販売事業者との比較します。

結論から言うと、サステナブルでんきは燃料費調整単価の上限が設定されていないため、電気料金がそこまでお得とは言えません

しかし、他の地域においてはより割安な新電力サービスがあり、全国の現在価格設定の中でおすすめ電気会社は以下の通りです!

現在の市況では、燃料費調整単価の上限を設定している電力会社が特におすすめです。

エリア おすすめ電力会社
東京 ドコモでんき
北海道 ドコモでんき
東北 ドコモでんき
北陸 ドコモでんき
中部 ドコモでんき
関西 奈良電力
中国 ドコモでんき
四国 ドコモでんき
九州 ドコモでんき
沖縄 (調査中)

ドコモでんき、奈良電力については、以下記事からどうぞ!

ドコモでんきは安い?
ドコモでんきの料金は安い?メリット・デメリット、評判、口コミを紹介!NTTドコモが運営する新電力サービス「ドコモでんき」について、詳しく解説。dポイント還元が魅力的です!...
奈良電力は怪しい?
奈良電力(ならでん電灯A)は怪しい?料金、評判、口コミを紹介!関西エリア最安のシンプルな料金体系が特徴の新電力サービス「奈良電力(ならでん電灯A)」について、詳しく解説します。...

サステナブルでんきの電気料金以外の特徴

ここまで、サステナブルでんきの電気料金に着目した特徴を見てきましたが、電気料金以外の特徴を紹介します。

電気料金以外の特徴
  • SDGsへの積極的な取り組み
  • 解約料金も0円で、嫌ならすぐに解約可能
  • デマンドレスポンスサービスで電力需要に応じた料金調整

以下で、それぞれ詳しく見てみます。

SDGsへの積極的な取り組み

SDGs

SDGsとは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、2030年までに世界全体で社会課題解決を目的に17のゴールが設定されています。

その中の一つに「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」という項目があり、日本を含め世界で持続可能な社会を目指して、クリーンなエネルギー源である再生可能エネルギー(風力、太陽光等)の活用が推進されています。

そんな中、サステナブルエナジーは再生可能エネルギー100%を目指すことをHP上でも宣言しており、地球に優しいサービスを目指しています。

解約料金も0円。嫌ならすぐに辞められる

サステナブルでんきは、途中解約料金や違約金が一切かかりません

そのため、サービスを使い始めてみて不満があれば、すぐに無料で別の電気事業者に切り替え可能です。

この柔軟性の高さも無駄で納得しがたい違約金を取られることがなく、非常に好感度が持てますね。

デマンドレスポンスサービスで電力需要に応じた料金調整

サステナブルでんきでは、2022年8月分の電気料金より、「デマンドレスポンスサービス」を導入することを発表しています。

このデマンドレスポンスサービスとは何かというと、要するに電気を使う人が多い時間帯(需要が大きい)の電気料金は高くなり、使い人が少ない時間帯(需要が小さい)は電気料金を安くするという料金体系です。

サステナブルエナジーのHPに掲載されているいかのイメージがわかりやすいと思います。

デマンドレスポンスサービスグラフ

昨今、日本では原子力発電所の停止や2022年3月の東北の地震による火力発電所の停止等が影響して、電力不足が社会問題となっています。

デマンドレスポンスサービスの目的としては、電気の需要と料金を連動させることで、電力ピークの時間帯の電気使用量を低減させることに繋がり、電量不足という社会問題解決に繋がるということです。

ユーザー側としては、上に添付したようなグラフをHP上から確認することができ、これに応じて電気の使い方を調整することで、電力ピークの分散化と電気料金の節約に繋がるわけです。

しかし、社会問題解決というと聞こえはいいですが、要するに電力需要が大きい時間帯に多くの電気料金を支払わなければいけないですので、ユーザー側としてはデメリットになる可能性もあり、結局は運営会社側の収益調整のための施策とも言えますので、注意は必要です。

サステナブルでんきの注意点

チェック

ここまで主にサステナブルでんきの長所についてみてきましたが、注意点についても説明します。

  • オール電化は未対応
  • 契約アンペアの変更は不可能
  • デマンドレスポンスサービスで予想より料金割高の可能性

それぞれ、以下で詳しく見てみます。

オール電化は未対応

オール電化とは、通常はガスを利用する調理や給湯等を含め、家庭で必要となるエネルギーをすべて電力で賄える住宅の事です。

サステナブルでんきですが、残念ながらオール電化住宅には対応していないため、この場合別の電力会社と契約する必要があります。

契約アンペアの変更は不可能

サステナブルでんきでは、基本的に契約期間中に契約アンペア数の変更ができません。

また、地域により異なりますが、契約可能な最低アンペア数が定められています。

そのため、最低アンペア数に満たない場合や契約アンペア数を増やす可能性がある場合は、サステナブルでんきとの契約前に現在契約中の電力会社でアンペア数の変更を実施してから、契約をする必要があります。

デマンドレスポンスサービスで予想より料金割高の可能性

特徴にも記載しましたが、サステナブルでんきでは、「デマンドレスポンスサービス」という電力需要に応じて、電気料金に調整が入るサービスを導入しています。

これにより、電気料金が割安になる可能性もありますが、逆に割高になる可能性もあります。

夕方の電力ピーク時に家で活動することが多い方は、料金が割高になる可能性がありますので、サステナブルでんきの契約は避けた方がいいかもしれません。

サステナブルでんきの口コミは?

実際にSNS上で、サステナブルでんきを使用している方の口コミや評判を確認してみましたが、特に見つかりませんでした。

サービスに関する不満等もありませんでしたので、問題なく使用できていると想定されます。

サステナブルでんきの申し込み方法

申し込み

サステナブルでんきの申し込みに必要な書類や申し込み方法を説明します。

なお、サステナブルエナジーは2022年3月から新規申し込み受付を停止しておりましたが、2022年6月21月より受付を再開しています。

申し込みに必要な情報

まず申し込みに必要な情報は以下の通りとなります。

  1. お客様基本情報(住所、電話番号等)
  2. 現在使用中の電気料金に関わる情報

現在使用中の電気料金に関わる情報については、以下のような検針票やHPのマイページからご確認ください!

検針票

Webでの申し込みの手順

サステナブルでんきは、Webからの申し込みのみを受け付けており、手順は以下の通りになります。

  1. サステナブルでんきのHPにアクセス(左のリンクをクリック)
  2. 規約の確認
  3. 必要情報を入力
  1. サステナブルでんきのHPアクセスすると以下ページに飛びますので、ページ右上にある「お申し込み」をクリックしてください(ページ下部にあるオレンジ色の「お申込み」ボタンでも問題ありません)
    サステナブルでんきHP
  2. 次に、以下の画面に移行しますので、「同意する」にチェックをつけ、「お申込みフォームへ」をクリックしてください
    お申し込みの前に
  3. 次に、以下のお申込みフォームが出てきますので、ここに必要情報を入力し、申し込みを完了させます
    サステナブルでんきお申し込みフォーム

以上が、サステナブルでんきの申し込み方法になりますが、非常に簡単ですね!!

基本料金0円のシンプルな料金体系!
サステナブルでんき 公式サイトはこちら

サステナブルでんきよりも魅力的な新電力サービスはありあります!

コイン

当記事では、サステナブルでんきの特徴について紹介してきましたが、改めて掲載すると以下の通りとなります。

メリット
  • 基本料金は0円
  • 使えば使うほど電力料金はお得で、ファミリー世帯におすすめ!
  • SDGsへの積極的な取り組み
デメリット
  • 燃料費調整額の上限なし
  • オール電化は未対応
  • デマンドレスポンスサービスで電気料金が割高になる可能性あり

SDGsへの積極的な取り組みを発表するなど魅力的な点もありますが、2022年7月の値上げにより、価格面でのメリットはかなり低下しており、魅力的な価格帯のサービスは他にもある状況です。

また、燃料調整単価の上限が設定されていないため、現在の市況においては地域電力会社より割高になる可能性が高く、オクトパスエナジーの契約はおすすめできません!

他の地域においてより割安な新電力サービスがあり、全国の現在価格設定の中でおすすめ電気会社は以下の通りです!

現在の市況では、燃料費調整単価の上限を設定している電力会社が特におすすめです。

エリア おすすめ電力会社
東京 ドコモでんき
北海道 ドコモでんき
東北 ドコモでんき
北陸 ドコモでんき
中部 ドコモでんき
関西 奈良電力
中国 ドコモでんき
四国 ドコモでんき
九州 ドコモでんき
沖縄 (調査中)

ドコモでんき、奈良電力については、以下記事からどうぞ!

ドコモでんきは安い?
ドコモでんきの料金は安い?メリット・デメリット、評判、口コミを紹介!NTTドコモが運営する新電力サービス「ドコモでんき」について、詳しく解説。dポイント還元が魅力的です!...
奈良電力は怪しい?
奈良電力(ならでん電灯A)は怪しい?料金、評判、口コミを紹介!関西エリア最安のシンプルな料金体系が特徴の新電力サービス「奈良電力(ならでん電灯A)」について、詳しく解説します。...